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法政高剣友会について

それは、戦後の荒廃から立ち上がった昭和29年に法政一高剣道部が発足した。

当時、舟津会長(高3)と数名で学校へ部の開設のお願いし許可を得て、部長に瀧口先
生を招き正式に剣道部が発足出来ました。新設部には予算が無いも等しい状態でした
が、何とか生徒会を説得して、無理に予算を獲得した経緯があります。
しかし、防具は剣道用二組しかなく、他は銃剣術用の防具や、座布団を胴にまいて防
具がわりに、道場はなく教室を使い稽古しましたので、床が抜け、自分達で修理した
そうです。1954年(昭和29年)から2012年(平成24年)…58年と云う時が流れまし
た。

瀧口五郎先生が創部からの教えとは、幕末の剣豪島田剣山が、「剣は心なり」と新撰
組の土方歳三を論したのは中里介山作「大菩薩峠」の有名な一場面でありますが、先
生が座右の銘として部員を指導した心算です。

先生が創部25年周年にて、お書き頂いた文面の中に、卒業生に書き贈った言葉を紹介
させて頂きます。「六分の守り四分の攻め」という語です。それは、剣道も又世の中
の処世術も共通の原理であり、先ず自分の足元を確固たるものにして、ゆるぎない充
分な態勢になってから次の行動に移ることが肝要と考えたからです。卒業生及び剣友
会諸君は自分の態勢を整えず世の中に出過ぎて、「出籠手」や「抜き面」を取らない
よう堅実に社会を生きて欲しいと望まれていました。

最後に、瀧口先生還暦を祝う会にて書かれた文面を一部紹介したいと思います。
何等与える事のなかった私に卒業生(剣友会)諸君のこの温かいも催しは誠に有難く
一生の思い出となる事でしょう。おそらく法政一高の教員の中で、あれだけ多くの
OBが集まって還暦を祝福してもらえる教員は他にはいないと思われます。それにつけ
ても考えられることは、誠に剣の道は厳しく冷酷であるがその中に通う心は深く温か
いものが有ることを痛感させられたものです。

以上、法政一高剣道部及び剣友会は、その教えを大切にし、今でも流れる伝統を守
り、人間として豊かな心の持ち主であり、3年間もしくは6年間の貴重な経験を生か
し、相互の絆を大切にするのが法政一高剣友会です。